『サピエンス全史』~感想やまとめ~
こんにちは、ゆうじんです。
サピエンス全史読み終わりましたーー!!
と言っても上巻を読み終えたんですけどね。
まだ下巻があるんだなぁ。でも結構上巻で完結しているような感覚なので、下巻でどういう風なことが書かれているのか。
それもそれでちょっと興味がありますね。
と言っても読み切るまでにここまでに時間のかかった本は人生で初めてかもしれませんね。
いやー長かった。けど、今思えば知らないことを知れた知識欲や、達成感みたいなものがあるので読んでよかったなぁって感じがあります。
そして今回はその全体的な感想やまとめを書いていきたいと思います。
目次
1.変化・革命の連続
私たち、ホモ・サピエンスは僕なりに考えると変化の連続でここまで来たんだなぁって感じを持ちました。
サピエンスという学名?は『賢きもの』であるように
思考を働かせて、変化し、他の人類種を滅ぼしてきた歴史があるみたいです。
それが認知革命と言われる者みたいですね。
思考を働かせる、そして、集団で行動する。
集団で行動するにはどうすればいいのか?
それが虚構だったそうです。
虚構ってのは実際にはない作り上げたものってことみたいで、
これ言ったらその信者に怒られるかもしれませんけど、神様はあくまでサピエンスの頭の中で考えたものであって、それにまつわる神話なども虚構ってことですね。
でも、それを大勢のサピエンスが信じることで大群がまとまれるわけです。
それができたのは人類種でもサピエンスのみということです。
んで、それができたからこそ、サピエンスが人類種で生き残ったともされています。
そして、それがまた大きくなっていくと、もっと大きな集団をつくることができる。
でも大きな集団をつくると何が大変かって。食糧ですね。
それをまかなえるようになったのが『農業革命』ってやつですね。
狩猟採集民から農耕民へのシフトですね。
2.農業の良し悪し
農業によって、単位面積当たりの食糧の増加が図れるようになったそうで、大人数の集団をまとめることができるようになったそうです。
しかし、同時に悪い事もあったそうです。
これって、私たちホモ・サピエンスって農業をするためにできたDNAではないからみたいですね。
農業をすることで、定住化するようになり、生活は安定するようになったように見えますが、
不作ならどうしようか、この先天候はどうなるだろうか?って”不安”を抱くようになったそうです。
そして、腰痛ですね。サピエンスの身体は農業には適応していないってことなんでしょうね。
3.書記
そして、農業ができるようになって、先々のことを考える必要が出てきた。来年が不作であった場合を考えて保管しておこうってことですね。
そうすると、何がどのくらい保管されているかなど、『記録』する必要が出てきました。
そう!書記ですね。
そうやって記憶から記録することを考えていったそうですね。
3.ヒエラルキーと帝国化
そうやって農業によって拡大し続ける人口によって、領土を増やしていくと、征服者、被征服者が存在してしまいます。
そうすると、そこに支配関係が生まれ、格差、ヒエラルキーが生まれてしまいます。
差別ってことでしょうかね。
被征服者は奴隷なり、カーストなり各地で時代が違っても起こっていたみたいです。
でも、確かに領土を侵略していくにつれて、その奪った領土を守るためには必死だったのかなぁ。奪われた人たちが反乱を起こさないように支配下に置くってことなんでしょうかね。
4.人口が増えていくと
人口がどんどん増えていくにつれて、何が大変かって言うと、
物のやり取りでした。
自分はあれがほしい。自分はこれを持っているから交換してくれといういわゆる物々交換は小さい集団の中では成立していましたが、人口が増え続けるとそうもいかなくなってきます。
そうなると虚構を働かせて共同主観的な考えを持ち、『貨幣』を作ることにしたそうです。
貨幣そのものには使い道がないのですが、みんながそれには価値があると考えるとみんなが欲しがる。そうなると、通貨をして成すわけですね。
信頼が価値を生み出しているって感覚でしょうかね。
それを媒介にして物のやり取りは活発に行くようになったそうです。
5.帝国化
認知革命により虚構がによりまとまりができ、
農業革命により食糧が確保され、人口が増え
人口が増えると貨幣が生まれさらに生産や循環が生まれて豊かになっていく。
そんな感じでした。
そして、さらに領土を広げ、民族をまとめていく、帝国化が進みました。
帝国化によって虐げるもの虐げられるものができてしまいましたが、文化や発展は帝国の中で生まれることが多かったみたいです。
多民族が混ざり、溶け込むことにより新たな文化や技術が生まれていく、そしてさらに発展していくってことでしょうかね。
でも、混ざり、溶け込むには相当量の時間と血が流れたんでしょうけどねぇ。
6.まとめ
いかがでしたか?
サピエンス全史(上)でした。
いやーまとめてみると
ホモ・サピエンスって人類種とも戦い、でも、同じサピエンス内でも民族の文化という形で戦いが起き、でも、民族も減り、それでまた一つにまとまろうとしているって感じです。
今後、遠い未来なのか、近い未来なのか、地球全体でサピエンスが一つの国や人種になるってことになるんではないか?
今の環境問題や差別などは国家レベルの問題だけではなく、地球規模の問題とまでなっています。
そうなると、問題解決していくには一つにまとまった方がやりやすいってことがありますよね。
SDGsってのはその典型例なんじゃないかって感じですね。
いやー難しかったけど、面白かったですね。