行動!そして人生変えられるか?! ゆうじんブログ

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『サピエンス全史』農耕はデメリットだらけ!?

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こんにちは、ゆうじんです。

 

サピエンス全史読み進めています。

 

 

面白い!面白いんだけど、仕事から帰ってきて寝る前に読むとやはりちょっと眠気が…

 

それは面白くないからなのか?!

 

確かに部分部分で興味深いところもあればちょっと理解しにくい部分もあるかなぁって感じです。

 

ですが、今回は前回に続き、農耕がもたらしたものについて書いていきたいと思っています。

 

狩猟採集民から農耕民へ!

 

農業革命ってやつみたいです。

 

なんで狩猟採集民をやめて農耕民になったのか!?

 

実は農耕民はデメリットだらけだったってことみたいです。

 

農業革命は史上最大の詐欺だったのだ。

引用:サピエンス全史(上)

 

どんなところがデメリットなのか…前回もちょこっと書かせてもらいましたが、今回も書き進めていきます。

目次

1.実は不安定な生活

農耕民の暮らしは実は不安定だったみたいですね。

 

考えてみると不作の年に餓死者がいっぱい出たって歴史をよく聞きますからね。

 

小麦やジャガイモ、米など単一の主要食料だけに依存している地域も多かった。もし雨が十分降らなかったり、イナゴの大群が来襲したり、その主要食料の品種をある種の菌類が侵すようになったりすると、農耕民は何千から何百万という単位で命を落とした。

引用:サピエンス全史(上)

 

一方で狩猟採集民では保存は効きにくくても色々な種の食べ物を採集したり捕獲したりして色々な食量でカロリーをまかなっていたぶん、何かが採れなくなっても他のもので代用できた可能性があるみたいです。

 

さらにいろいろな食品を食べることにより栄養面でも偏りは少なく、逆に穀類に頼りがちな農耕民は栄養が偏りやすく、穀類は糖質に変わるので歯や歯肉には良くなかったそうです。

2.土地の争い

農耕民は少なくとも狩猟採集民より土地を必要とします。それと水かなぁ。

 

より、いい作物を育てるために、しかもたくさん育てるために土地やいい水がほしくなってきます。

 

もちろん同じ考えを持つサピエンスが増えてきますよね。

 

そうなると何が起きるか?

 

争いですね。

 

元々、狩猟採集民も争いはあったそうですが、狩猟採集民では負けたら移動すれば何とか生き抜くことができていたみたいです。

 

ですが、農耕民の時点で負けてしまったら土地を奪われる。

 

それはまさに死に直結する問題です。

 

だって育ててきた作物を得られなくなったら食べるものがないってことですからね。

 

狩猟採集民のように狩りや採集によって食料を得られるわけではないですからね。

3.将来を不安するようになった

不安…これって農耕民になったことと関係あるのかなぁって読み進めていくと、これまた面白い切り口なんですよ!

 

農耕民にとって先々の事、簡単に言えば明日は晴れるのか?今年はいい作物が豊富に採れるのか?

 

などなど農耕をするが故の先々の不安が出てきやすくなったとのことです。

 

未来に関する懸念ってやつでしょうね。

 

それはまさに天候、虫、病気など環境からの農作物そのものの不確実成果があるからなんですって。

 

確かに今年はどのくらい採れるのかという予測はあくまで予測でその年の天候や他の要因によって収穫量が変わりますからね。

 

なので、農耕民は保存技術を身に付け、不作に備えたそうです。もしくはたくさん摂って蓄えとしていたそうです。

 

不安に対する備えってやつでしょうね。

 

したがって農耕が始まったまさにそのときから、未来に対する不安は人間の心という舞台の常連となった。

引用:サピエンス全史(上)

 

まさか農耕から不安な心が生まれたとは…面白いですよね。

 

しかし、蓄えも保存技術も備わってきたけども…

 

やはりと言うのか…その蓄え、余剰食糧としても税としても搾取?されてしまったそうです。

 

なのでいつまでたっても農耕民は一生懸命働き続ける必要が出てきてしまったとのことでした。

 

でも、それがあったおかげ?で政治、文化、芸術を営む人が生まれ歴史が動いてきたとの見方もあるわけです。

 

農耕民の支えによりサピエンスが反映したともいえるのかな…

4.ただひとつのメリット

ただひとつのメリットとするならば、

 

1つの種の進化上の成功はDNAの複製の数によるそうです。

 

簡単に言えば種の数ってことでしょうね。

 

人間でいえばどのくらい人口が増えているのか?ってことですね。

 

農耕によるメリットと言うのは個々の人々にはあまりなく、種としての単位でいえばメリットがあるそうです。

 

小麦を栽培すれば、単位面積当たりの土地からはるかに多くの食物が得られ、その恩恵で人口を増やすことができたそうです。

 

さまざまな広い土地で狩猟採集をしていたら、それほど大量な食料は確保しきれなかった。

 

そういった意味で農耕民は狩猟採集民ではできなかったことがあるってことですね。

 

農耕によって圧倒的に人口を増やすことができたそうです。

 

栄養面や健康面はちょっと置いておいても増えることはできるってことでしょうかね。

5.まとめ

いかがでしたか?

 

今回は農耕はデメリットだらけ?!

 

ってことを書かせてもらいました。

 

いや、面白いですね。メリットがあるから農耕民になったわけではないのかもしれませんね。

 

なぜ農耕民になったのか?

 

そうして働けば、より多くの食料を得ることができそうだと考えたからだと本に書いてありました。

 

種を蒔き、作物に水をやり、雑草を抜き、青々とした草地に羊を連れていった。こうして働けば、より多くの果物や穀物、肉が手に入るだろうと考えてのことだ。

引用:サピエンス全史(上)

 

しかし、その代償?はあまりにも大きかったってことでしょうかね。

 

サピエンスの身体は農耕には適応しておらず、腰痛などの痛み、

 

そして、上記に挙げた様々なデメリット。

 

まさに詐欺みたいですね。

 

面白いなぁって感じですね。

 

ホモ・サピエンスのサピエンスって確か『賢き人』ってことだった気がする。

 

なのに農耕によって得られたものは種を増やすことだけ。

 

でも、種を増やすことが成功だと考えると、個人の成功は別にしてそれもそれで賢い選択なのか!

 

いやー面白い!