『サピエンス全史』狩猟採集民時代のほうが豊かだった!?②
こんにちは、ゆうじんです。
サピエンス全史読み進めています。
ちょっとずつちょっとずつ面白くなってきましたね。
前回は狩猟採集民時代のほうが豊かだったってことを書かせていただきました。
それは労働時間の比較でした。
農耕民になると田畑の手入れもあり、どうしても労働時間が長くなってしまいます。
現代でも一般的には平均して週に40~45時間労働ですからね。
一方狩猟採集民時代では週に35~45時間と比較的短い感じですね。
それらから考えていき、今日はそこをもっと深く考えていきたいと思います。
目次
1.労働時間が短いと…
労働時間が短いと、残りの時間を他の時間にあてがうことができますね。
それで狩猟採集民時代では噂話をしたり、物語を語ったり、子どもと遊んだりしていたらしいですね。
時間に縛られずに過ごしている感じ…
確かにそういうのを豊かって言うかもしれませんね。
狩りに出て獲物を得たり、キノコなどを採集したりで残った時間は余暇時間。
う~ん。確かに豊かな感じですね。
2.栄養面でも豊か
時間的にも豊かであったかもしれませんが、栄養面でも狩猟採集民時代は豊かだったといえるそうです。
農耕民ではどーしても栄養に偏りが出やすいそうです。
確かに米ばかり食べているとそれだけの栄養素しか摂取できないってことですからね。
たいていの場所でたいていのとき、狩猟採集で手に入る食物からは理想的な栄養が得られた。これは以外ではない。何十万年にもわたってそれが人類の常食であり、人類の身体はそれに十分適応していたからだ。
引用:サピエンス全史(上)
化石化した骨格を調べると、狩猟採集民の健康状態は農耕民よりも健康的だったそうです。
飢えたり、栄養不良などは少なく、背も高かったらしいです。栄養が摂れていたってことでしょうね。
しかもバランスよくってことでしょうかね。
平均寿命は30~40年ということでしたが、それはあくまで平均で平均を下げているのは乳幼児期の死亡率ってことみたいで、そこを乗り越えれば60歳ぐらいまでは生きられたそうです。
中には80歳代 まで生きる方もいたとか!
これはすごいですよねぇ。意外としか言いようがない。というより僕の知識が遅れていたんでしょうかね。
なぜそうだったかというと、やはりバランスの良い食事だったらしいです。
農耕民ではどうしても単一の食料に偏りが生まれますが、狩猟採集民時代では何十種類食べ物を狩猟や採集から得ていたみたいですからね。
それはバランスが良いってことですよね。食料の多様性によって健康的に過ごせていたってことですね。
3.健康的にも豊か
栄養面以外にも健康的にも豊かだったそうです。
ゆわゆる感染症のリスクは農耕民のほうが高かったそうですね。
家畜の導入によって天然痘や麻疹(はしか)がかかるようになり、定住化により感染症が広がりやすくなったそうですね。
狩猟採集民ではそういった感染症はなかったそうです。
なぜなら人口がそれほど密集していなく、小さな集団で動き回っていたからだそうです。
4.まとめ
いかがでしたか、狩猟採集民時代は色々な面で現代の農耕民と比べると”豊か”だったみたいですね。
しかし、完全に狩猟採集民時代がいいってことはなく、農耕民なりの良い点があると思います。と信じたい。
狩猟採集民時代では子どもの死亡率は高く、移動する際でついてこれない子どもや年寄りは置いていったともされています。
おいていかれたサピエンスは…生存できないでしょうかね。
確かに本当に長い時間を狩猟採集民時代であったことが事実なので、我々は狩猟採集民のDNAが流れていることは間違いないでしょうね。
でも、農耕民では農耕民の良い事、悪い事もあると思いますので次回はその辺も書いてみたいと思います。