住野よる著書、小説『よるのばけもの』読んでみました。
こんにちは、ゆうじんです。
ちょっと読書から遠のいてしまいました。
でも、ちょっとずつ小説は読んでいて、
今回は住野よるさん著書の『よるのばけもの』を読んでみました。
住野よるさんは言わずもがな、あの有名な『君の膵臓を食べたい』を書かれた先生ですね。
僕も読ませていただきました。
あの作品はあっという間に読んでしまったって感じです。そのぐらいどんどん読み進めてしまうような作品でした。
そして、今回は『よるのばけもの』という作品です。
目次
1.買った理由
今回買った理由は
住野よるさんが書いているから。
『君の膵臓を食べたい』でハマってしまいまいた。
ちなみに『また同じ夢を見ていた』も読ませてもらっています。
一度、この方が書いた本って面白いなぁって思うと、他の著書はどんな感じなんだろうって気になって買ってしまいます。
でも、その選び方で間違う感じは今のところない気がします。
今回はどんな物語なんだろうなぁって思わされます。
2.率直な感想
率直な感想としては
深い…
って感じです。
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍び込んだ。誰もいない夜の教室。だけどそこにはなぜかクラスメイトの矢野さつきがいてー。
引用:よるのばけもの
この文は裏の解説文って言うんでしょうかね。
そう、主人公が化け物になるんです。夜に化け物になって、やることは学校に忘れ物をとりに行くんです。
その時に誰もいないはずの夜の学校にクラスメイトがいた…
そこから物語が始まる感じですね。
でも、なんというか、物語ってより…
深い…何だか考えさせられるような作品でした。
3.感想
あまりネタバレしないようには書こうと思います。
僕が主人公の立場だったらどうしていただろうって何度も何度も思うところがありました。
主人公が本当の自分はどのときなんだ?って言うような自問自答するときがあります。
これ本当に考えますよね。
ちなみに背景は中学3年の学校生活が書かれていますかね。
多感な時期なんでしょうねぇ。
クラスの一員である自分…
いや、クラスの一員でなり続けるように頑張っている自分…
したくはないことまでして、クラスの一員であり続けようとする自分。
いや、でもしたくないことなんてない。自分はクラスの一員だからしたくないなんてない。
これが普通なんだ。
でも、本当はどうしたいのか?
本当は自分はどんな時が本当の自分なのか?
そんな感情が主人公に巡ってきます。
まわりと一緒だと安心しますもんね。
でも、どこかまわりと考えが違ってしまう自分…でもそれを出してしまうと、クラスの一員でなくなってしまうんでないか?
それは普通ではないんではないか?
そうならないために本当の自分ではない自分を演じる自分。
でも、それもそれで自分なのではないか?
本当に考えさせられる作品でした。
単純明快な感覚ではないですね。少なくても自分にはそう感じました。