小説『生きてさえいれば』を読んでの感想。自分なりに名言だなぁって思ったことも書きます。
こんにちは、ゆうじんです。
昨日も書かせてもらいましたが、
小説『生きてさえいれば』を読み終えてしまいました。
なんか、最近の言葉で言うと”ロス”ってやつですねぇ。
ずーっと尾を引きづっている感覚です。
今までも小説は読んできたんですが中々ない感覚ですね。
それほどまでにこの小説は良かったなぁって感じがします。
今日はその小説のレビューをあらためて書いてみたいともいます。
目次
1.感想として
感想として
表現や中身は難しくはないけども、色々な登場人物の感情や意思が絡みまくって、
これはどうなるんだ?
こんな事言われたり、言ったりでこの人は今どんな感情なのか?
などなど思いつつ、それぞれの登場人物に感情移入してしまうような表現で書かれています。
特にこの主人公である男性の方の気持ちの揺れ動きは本当に上手に書かれている感覚です。
ストレートには書かれていないんですが、だからこそ、その奥深い感情がひしひし伝わるような感覚です。
「この感じわかるなぁ…」って感覚です。
ってわからないかもですかね。
う~ん。うまく書けない…読書感想なんてなかなかうまく書けないものですね。
これも経験かなぁ。
2.生きてさえいれば
小坂流加さん著書の『生きてさえいれば』ですね。
読む前から
タイトルからして、生死に関わるような内容なんだろうなぁって感じがしますよね。
実際はそうだったかもしれません。
でも、単純ではなかった感じですね。
生きてさえいればって言葉ではないですが
この本の中で
生きていれば恋だって始められる。
生きていれば。”ほんとうの幸”を見つける旅が続けられる。季節を明日も巡りながら。春、夏、秋、冬、絶え間なく流れる幾千の景色の中で
引用:生きてさえいれば
って言葉があります。
生きているからこそ、色々なことが経験できて、
でもそれは苦しい事、悲しい事もあるけれど、生きていることでそれを乗り越えたり、乗り越えた先に”幸”というんでしょうかね。
幸せな時間を見つけることができるってことなんでしょうかね。
全ては生きてさえいれば感じることなんだなぁってことでしょうね。
3.心に残った名言・表現
僕個人的に心に残った名言というか表現ですが、
キーワードはいろいろちりばめられている感じでしたね。
”ほんとうの幸”
”あなたの悲しみに愛をもってよりそう”
ですね。
特に2つ目の言葉はりんどうの花言葉である『悲しんでいるあなたを愛する』って言葉の解釈みたいです。
この言葉いいなぁって、素敵だなぁ思いませんか?
仮に愛する人から言われたら本当にいい言葉だよなぁって思ってしまいます。
この言葉が出てきてから本当にこの花言葉を通してお互いの気持ちのやり取りが本当に表現が上手く描かれている感覚です。
そういう事を思わせたいんだろうなぁってこちらの思考を選ばせてくれる感覚ですね。
だからこそ、どんどんこの小説の世界に入ってしまったかもしれませんね。
あと、ある登場人物の言葉として心に残ったのは
人はね、どんなに悲しいことがあっても、どれほど絶望しても、ひとつの感動や、ひとつの喜びや、ひとつの恋で生きられるの
引用:生きてさえいれば
って言葉にジーンときました。
この人がこれを言うとはなぁって感じで本当に登場人物の性格を踏まえてあえてこの言葉を言わせている感じがうまいです。
本当に心に残りました。
4.まとめ
いかがでしたか?
できる限りはネタバレはしないようにしましたが、どうでしたでしょうかね。
この小説は本当におすすめです。
こんな絡み方ある!?ってぐらい人間同士の思考、意思の絡み合いがあり、どうなっていくんだろうって感じがあります。
でも、それは決して嫌な感じではなく、どんどん紐解かれていく感じがとっても心地よかったですね。
後は主人公の気持ちのかわりかた。本当に上手に描かれているなぁって感じを受けます。
この感情わかるなぁって感じがひしひし伝わる感じがあります。個人的にはそんな感じを受けました。
本当におすすめの1冊です!