『サピエンス全史』~書記体系の発明!~
こんにちは、ゆうじんです。
5月はもうサピエンス全史読みまくりです。
読みまくりってもまだまだ理解しきれていない部分が多く、
また読み直そうかどうかも考え中です。
面白いんだけど部分部分でわかりにくい文章表現があってなかなか難しい本です。
あくまで僕にとってですけどね。
そして、今回は書記体系の発明ってところです。
目次
1.書記体系!?
書記体系って何ぞや?って思いますよね。
思わない人もいるかなぁ。僕は何だこの表現は?って思った側の人間です。
まだまだ、国語力が足りないのかもしれませんね。
簡単に言うと”文字”なんでしょうかね。
書記体系を文字ってことにすると、狭くなる感覚です。
書記体系の一部分に文字があるってことがしっくりくるかもしれません。
2.なぜ書記体系がでてきたのか!?
やはりここで気になるのが、
なんで書記体系がでてきたのか?
ってことですよねぇ。
簡単に言うと”伝えるため”でしょうかね。
想像上の秩序ってDNAに組み込まれていないから、いわゆる本能的な部分では共有できない。
ましてや世代間ではどうしても伝える必要があるってことです。
さらに言えば、国や、その中の法律など、いーーっぱいの情報を人間が記憶できるのかって。
それは無理みたいです。厖大すぎるからみたいです。
その厖大な情報を人から人へ、さらに次の世代へ伝えていくために
書記体系が生まれたみたいです。
3.最初は情報のみ
最初の書記体系としては
この初期の段階では、書記は事実と数に限られていた。
引用:サピエンス全史(上)
何でなんでしょうね。って考えてみると今であればPCでサクサクっと文字を書く、記録をすることはできるけど、
昔は書記には時間がかかり、さらにそれを読む人は限られているからみたいです。
小説を書いたって誰も読まなければ意味をなさないってことなんでしょうかね。
なので最初の書記はいわゆる記録としての書記体系だったわけです。
こういう、特定の種類の情報しか記録できない記号の体系を”不完全な書記体系”というそうです。
逆に話し言葉を概ね記録できるような書記体系を”完全な書記体系”というそうです。
人々が口に出して言う言葉を概ね記録できるから完全なんでしょうかね。
歌とか、詩とかも含めるみたいです。
4.記録ができたことで
こういった記録ができるようになったことで
国はさらに大きくなることができたそうです、
例えばインカ帝国。
ここでは、不完全な書記体系ですが、”キープ”という、縄の結び目の場所や色とで違いを出し、その組み合わせで情報を記録する役目を担たそうです。
縄の結び目では人が口に出すことを記録することはできないでしょうから、不完全な書記体系でしょうけど、
税をはじめとした大量のデータを保存できるようになったそうです。
このデータの保存が国を継続するには大事なんでしょうね。
最初に書いた、想像上の秩序を伝えることも国を継続させるには大事なんですよね。
5.まとめ
いかがでしたか?
今回は書記体系の発明について書かせていただきました。
書記体系っても文字だけでなく、”キープ”のような縄の結び目や色で情報を保存するって手段もいわゆる書記体系の一つでした。
それができるようになったことでさらに国は大きくまとまる、しかも、想像の秩序も次の世代に引き継ぐことができるようになったわけです。
歴史を次の世代にも伝えることができるようになったってことなんでしょうね。
こうやって書記体系が作られたってのは面白いですね。
でも、文字も含めて書記体系の本質ってやはり伝えることなんでしょうね。