『FACT FULNESS』~分断本能はなぜ起きるのか!?~
こんにちは、ゆうじんです。
FACT FULNESS
読ませてもらっています。
いやー本当に好奇心と言うのか知らなかったことを教えてくれる本ってのはこんなに面白なんて思いませんでした。
今までの認識をひっくり返され続けています。
逆に言えば新鮮で本当に飽きませんね。
ただ、長いのでちょっと眠くなる時もありますけどね。
前回からちょっとずつアウトプットしています。
前回は世界情勢についての一般的な認識と、データはかなりギャップが起きているってことを書かせてもらいました。
その一つが分断本能というやつがあるから生じているということみたいです。
じゃあ、なぜ分断本能なんて起きるのかってところでしょうかね。
目次
1.分断本能
なぜ、分断本当ってやつが起きてしまうかというと、
人はドラマチックな本能のせいで、何事も2つのグループに分けて考えたがるだろう。いわゆる「二項対立」を求めるのだ。良いか悪いか、正義か悪か、自国か他国か。世界を2つに分けるのはシンプルだし直感的かもしれない。しかも双方が対立していればなおドラマチックだ。わたしたちはいつも気づかないうちに、世界を2つに分けている。
引用:FACT FULNESS
結局2つに分けたほうがわかりやすいし、ドラマチックで面白くなりそうだから。
ってことなんでしょうね。
悪徳大企業に対して、弱い中小企業が立ち向かう。どこかで聞いたような構図でしょうかね。
結局そういう対立や構図が人間はドラマチックに感じて興味がそそられやすいってことなんでしょうね。
だから分断”本能”なんでしょうかね。
2.分断本能を抑えるには
では、その分断本能を抑えるにはどうしたらいいのか?
著者は3つのことを書いています。
「平均の比較」
「極端な数字の比較」
「上から目線の景色」
が注意すべきポイントみたいです。
一つ一つ書いていくと
「平均の比較」
→ばらつきがわかりにくくなってしまってどの程度の分布なのかがわからなくなってしまう。
→2つの平均値を比べて実際数字が違っていて分かれているように見えても、分布としては結構重なっている部分もあったりするから安易に平均値だけを比べないほうがいい。
「極端な数字の比較」
→人は極端な話に興味を持ちやすいし、極端な話のほうが記憶に残りやすい。
→しかし、極端な数字で比較しても、実際は大して差がなかったりする。
→1億円以上の所得があるって言っても全国民の数%で、反対に貧困層も数パーセントにすぎない。その二つを比較すれば確かにドラマチックで興味が引かれやすいが、実は大多数は中所得層に位置していることが多い。
「上から見た景色」
→高層マンションから下を見下ろすと、1平屋なのか、2階建てなのかははっきりとはわからない。
→高所得層から見ると、実際は違うのに貧困層も中所得層もそこまで違いが判らなくなってくる。
って感じみたいです。
3.3点に気を付ける
この3点の錯覚?に気をつけましょうってことみたいですね。
簡単に書くと
・安易に平均値だけで比べない
・極端な数字だけを拾って比べない
・上から見てしまい、区別をつけられなくならないようにする。
って感じでしょうかね。
結構面白いですね。
実は今までそういう目線で見てきたかもしれませんね。
データをしっかりと読み解く力を身に付けること。そして、世界は分断されていないってことを頭に入れていきたいですね。
4.まとめ
いかがでしたか?
今日は分断本能についての続きでした。
人は何かを比べたがる性質があるってことなんでしょうかねぇ。
それは一見いいように見えて、しっかり見えていない部分もあるってことですね。
そうならないためにも
平均値の比較
極端な数字の比較
上から見た景色
に注意をしながらデータを見ることが大事ってことを学びました。
この本!本当に学ぶこと多くないか!?
ってぐらいの本です。