『FACT FULNESS』~世界を2つに分断しない方法~
こんにちは、ゆうじんです。
FACT FULNESS読み進めています。
面白いですねぇ。こういう本もあったんだなぁって思うぐらいです。
こういう本に出会ったことがなかったので、ベストセラーだからって理由だけで買うってことも言い選定方法かなぁって思ってきています。
元々は慎重派なのでどの本を買うか悩んでしまい、結局同じような本を選びがちでしたんで、こういう本に出会えたことは本当にありがたいって感じです。
そして、今日もアウトプットしていきますが、
前回、前々回は分断本能についてでした。
一般認識ではないかもしれませんけども、僕の中の認識では世界は途上国と、先進国の2つの格差があるように思っていました。
けども…
もはやそんなわけ方は古いらしいです…
1965年ごろまではそういう格差はあったけども2017年はほぼなくなってきているとのことです。
では今の現状はどうなっているのか?
それを見るためのデータとしては“所得”がわかりやすいそうです。
目次
1.所得で分ける
世界を2つのグループに分ける代わりに、所得レベルに応じて4つのグループに分けてみよう
引用:FACT FULNESS
2つではなくて、4つに分けるってことなんでしょうかね。
”分ける”って点では同じようにも感じますけど…結構違うみたいです。
上から見ないように気を付けていきたいですね。
それについてはこの記事からご参照ください。
2.所得レベルを4つに分けて人口比率で見る
所得レベルを4つに分けるってことで基準としては1日あたりの米ドル換算の所得で考えていきます。
レベル1は1日あたり2ドル未満
レベル2は1日あたり8ドル未満
レベル3は1日あたり32ドル未満
レベル4は一日あたり32ドル以上
という形みたいです。
現在、世界の人口が約70億人とします。
レベル1が10億人
レベル2が30億人
レベル3が20億人
レベル4が10億人
の比率のようです。
そう考えると多いのはレベル2と3ですね。つまり真ん中あたりに集中しているってことみたいです。
そう考えると2つで分けているときのように分断されているってより、分散されている感じですね。
分断されなくなってきているってことが所得レベルからは見ることができますね。
3.レベルごとの生活水準
ではレベルごとの生活水準ですね
レベル1…およそ10億人
1日1ドルから。5人の子どもが、一家にひとつしかないプラスチックのバケツを抱え、裸足で何時間もかけて歩き、ぬかるみに溜まった泥水を汲んでくる。帰り道で拾った薪で火を焚き、泥まじりのポリッジ(粥)を調理する。生まれてこのかた、口にしたことがあるのはこの粥だけ。土地は痩せ細り、不作の月にはお腹を空かせて床に就く。
レベル2…およそ30億人
1日の稼ぎは以前の4倍、4ドルになった。毎日3ドルもお金が余る。さて何に使おうか?自分で育てた作物以外にも、たとえば鶏を飼って卵を食べることもできる。少しおカネを貯めれば、子どもたちにサンダルも買える。プラスチックのバケツを買い足したり、自転車も手に入れれば、30分で1日分の水を汲んでこられる。灯油のストーブを買えば、子どもたちが薪を集めてくる代わりに学校に行ける。電気も通りはじめ、冷蔵庫を使えるほどは安定していないが、停電がない日には電球の明かりで子どもたちは宿題ができる。マットレスを買えば、地べたで寝る生活ともおさらばだ。
レベル3…およそ20億人
仕事を掛け持ち、毎日休みなく16時間働いて、1日の収入がまた4倍の16ドルになった。手元のお金も増えたところで、水道管を引いてみた。これで水を汲んでこなくてもいい。電力の供給も安定し、子供も毎日宿題ができるようになり、買いたての冷蔵庫も安定して使えるように。食料を保存できるようになり、毎日違うごちそうが食べられれる。バイクも買ったので、少しでも給料が良い工場に通えるようになった。
レベル4…およそ10億人
収入は1日32ドルになり、もはや裕福な消費者だ。1日3ドル余分に稼いでも暮らしに大差はない。極度の貧困に暮らす人たちにとっては、1日3ドルの違いが人生を左右するが、レベル4にいる人はむしろ、3ドルなんてはした金だと思っている。学校には12年以上通い、旅行のときには飛行機に乗る。月に一度は外食し、車を買うこともできる。蛇口からはお湯もでる。
ってな感じみたいです。
途上国をレベル1、先進国をれべる4とするならば間にあるレベル2や3のほうが多いのでこれを分断とは言えないですよね。
かといってレベル2.3とレベル4と比べても分断とは言えないほどの差と人数って感じですね。
と考えると世界は分断はもうなくなってきているって考えたほうがいいみたいですね。
間違いないのは2種類以上の暮らしがあることに気づくことができました。
4.現在はものすごい成長でレベルアップしている
そして、分断していないほかの理由として
レベルはどんどんアップしているってことです。
かと言ってレベルアップするには何世代も必要であることはあるみたいですが、
人類の歴史が始まった当たりはみんなレベル1だったと思うんです。なおかつ、最初の10万年以上はレベル2に到達することは誰もできなかった。
しかし、今から200年ほど前までは、世界の85%がレベル1だったにもかかわらず、
この200年で、世界の大部分はレベル2~3で暮らしている。そして、レベル4に到達する国も出てきているってことです。
そして、今のスピードはもっと速くなっているってことみたいです。それは乳幼児死亡率から見るとわかりやすいみたいですね。
5.まとめ
いかがでしたか?
僕としてもこの本を読むまでは
先進国と途上国の2種類で考えていましたが、もっと細かく見るべきでした。
まさに高層マンションから見下ろすと平屋と2階建ての区別がつかない、上からの景色で見たいたかもしれません。
世界情勢を考えていくにはもっと細かく見ていく必要がありますね。
いやー面白い。こういう見方もあるんだなぁって学びました。