『不老長寿メソッド』~なぜ、苦痛がないと若返られないのか?!~
こんにちは、ゆうじんです。
不老長寿メソッド読ませてもらっています。
人間誰しも若い時がいいなぁって思うときは一度や二度、またはそれ以上思ったこともありますよね。
もしくは年をとっても若々しくありたいって考えますよね。
日本は長寿国の一つで今や人生100年と言われています。
まぁ、80歳ぐらいまでは不慮の何かがなければ生きられるではなかろうか。
年を取るのは仕方ない…けど、その時でも健康で若々しくありたいですよね。
そのために今は不老長寿メソッドを読ませてもらっています。
前回は苦痛と回復の繰り返しが、若返りスイッチとなっているってことを書かせてもらいました。
今回は、なぜ、若返りスイッチを発動させるにはわざわざ苦痛が必要なのか?!ってことを書いてみたいと思います。
目次
1.ホルミシス
前回でも書かせてもらいましたが、人間の身体には『ホルミシス』と呼ばれる若返りのシステムが存在しています。
しかしそのホルミシスのスイッチを発動させるには苦痛と回復が必要とも書かせてもらいました。
それがアンチエイジングの基本みたいです。
でも、なんで苦痛を伴わないと若返りシステムを発動できないのか?ってことですよねぇ。
気軽に使えたらみんなが若返って人間の寿命はもっと延びるんでしょうけどね。なんでなんでしょ…
2.昔の生活にカギがあった
ホルミシスが苦痛を伴わないと発動しない理由
それは狩猟採集生活を営んでいた時代にさかのぼります。
その時代は獲物をみつけ、しとめ、運びながら毎日4~6時間かけて、平均16kmを移動していました。
しかも、獲物を見つけ、しとめることができないときもありました。
そんな時の空腹を少しでも補うため干し肉などの保存食を食べていましたが、やはり上との戦いだったそうです。
つまり、狩猟採集時代の人類は大きく2つの特徴があったそうです。
生きるために、激しい身体活動を日常的に行う
定期的に、カロリー不足の状態にさらされる
これら2つを考えると…
苦痛ですよね。
つまり、狩猟採集時代の人類はホルミシスを発動させるだけの苦痛を味わっていたってことです。
3.現代人は運動が嫌い!?
そして、現代人に戻りますが、
現代の環境から、極度の飢えに困るような状況になるってことはあまり考えにくいです。
つまり、1日、何㎞もの距離を移動しなくても、飢えを感じなくとも生きていける時代ってことです。
そのような生活が続くと、脳は「飢えもないし、身体機能を高めることも必要ないかな」って判断し、ホルミシスをあまり使わなくなるそうです。
そりゃそうでしょうね。必要なければ使わなくなるってことでしょうよね。
そして、生きていくだけのカロリーを得ることができているので、あえて運動することをしなくても生きていける。
であれば、その時に備えて、動かないでおこうって脳が反応して、あまり身体を動かそうとしなくなるそうです。
確かに動かないでも必要な食料が手に入れば、動くという苦痛を避けたいですからね。
そうしていくと、生存の危機から逃れたと判断し、脳は全身の機能を下げようとするんです。
なぜか?
少しでも、消費カロリーを下げるため、ひいては生存しようとするため、筋肉量を落とし、神経伝達物質量を下げて、あまりやる気を上げなくさせる。
つまり動こうとしなくなるってことですね。
脳なりの生存方法ってことでしょうね。ため込んだエネルギーを節約しようって反応でしょうね。
そうなってくると、動かなくなる、運動が嫌いになるってことでしょうね。
4.他の反応もある
他にも衛生設備が整った環境では昔よりもウイルスやバクテリアなどに襲われにくい環境となっています。
そうなると、脳は「免疫機能は必要ないなぁ」って思ってしまって免疫機能を低下させようとしてしまいます。
その結果、いざ、異物が侵入したときに刺激に弱くなり、風邪やアレルギー反応を起こしやすくなるそうです。
5.まとめ
いかがでしたか?
若返りのスイッチ、『ホルミシス』は苦痛がないとスイッチが入らない。それなぜかってことでした。
理由は狩猟採集時代の人類は元々、長い距離の移動や飢えなどの苦痛とともに生きてきたってことで、ホルミシスを発動させていたんでしょうね。
一方、現代人は…そんな苦痛はありません…
今の私たちに「苦痛」が必要なのは、現代文明の便利さによってホルミシス機能がオフになったからです。
引用:不老長寿メソッド
そうなると、意図的に若返りスイッチ、ホルミシスを発動させるためにはあえて苦痛を感じる経験をすることが必要になったってことみたいですね。
現代文明の発達って、たぶん様々な苦痛から逃れたくて発達してきたのに逆にそれが若返りのスイッチを封印してしまうってことになっているみたいです。
適度な苦痛と回復の繰り返し、それが若返りスイッチの発動であり、現代人には苦痛が足りないってことでしょうね。