『サピエンス全史』~どこの世界でも起きたヒエラルキー~
こんにちは、ゆうじんです。
サピエンス全史読み進めています。
サピエンス…ホモ・サピエンスって言う人類種って
考えれば考えるほど不思議な生き物なんだなぁってつくづく感じるような本です。
特にDNAには組み込まれていない行動としての想像上の秩序を働かせ、決まり事を作る。行動パターンを作る。
そして、協力し合う…
他の生き物には中々ないことなんでしょうね。
特にヒエラルキーなんてのもその一つなんでしょうかね。
生物学的には優劣付けられないほどの差しかない種同士の差なのに、あるところではカースト制なる身分制度、あるところでは奴隷制度なる身分制度がつくられる。
何がそうさせるんだろう。
不思議ですね。不思議なのはさらに場所が違うことで場所ごとのヒエラルキーが存在している点も不思議ですよね。
環境やその時の歴史背景がそうさせてるんでしょうけど…
いやー不思議な生き物だなぁって感じです。
そして、今回はどこのサピエンスの世界でも存在したヒエラルキーがあるってことです。
目次
1.どこの世界でもあるヒエラルキー
前文で環境や歴史的な背景が違えばそこでのヒエラルキーも変化しうることは書かせていただきました。
というよりこのブログでも書かせていただいています。
でも、どの世界や場所でも中身は多少違えど、同様のヒエラルキーが存在したそうです。
それは
男女間の格差です!
2.男女間の格差
少なくとも農業革命以降ではほとんどどこでも、男性が良い目を見てきそうです。
日本でもそうでしょうね。家は長男が継ぐ。長男がいなければ婿をもらう。家制度、家族制度の中でも男性、女性の立場は明確な感じがしますね。
多くの社会では、女性は男性(父親か夫か兄弟かの場合が多かった)の財産に過ぎなかった。強姦は多くの法制度では、財産侵害に該当した。
引用:サピエンス全史(上)
いやーこれはむごいことでしょうね。
女性は男性の財産?ものじゃないんですからね。そういう社会が存在したことが驚きです。
でも、当時はそれが当たり前であったのかな?今でもそういう一面があるのかな。
…難しいですね。
3.なぜ男女の格差が生まれる!?
なぜこうやってどこの世界でも男女の格差が生まれたんでしょう。多くは男性に優位な社会が生まれたのか…
筋力?
力は平均的に見れば男性の方が強いでしょうかね。
その力で田畑を耕し、食糧生産の支配権を握る。そうなると女性は食糧の為に男性ん下につくってことになります。
でも、あくまで平均的で考えればってことがミソですね。
平均的、つまり男性でも力の弱い人、女性でも男性よりも力の強い人がいるってことです。
さらにその理論であれば、力が必要な肉体労働系は男性が、力がなくてもいい仕事、聖職、法律、政治などの仕事は女性が担ってもいいはずです。
ですが、歴史的にも聖職、法律、政治などは男性が圧倒的に担っています。
不思議ですね。力があっても、その力が男女のヒエラルキーを作っているとはいいがたいみたいですね。
攻撃性?
暴力的とも言うんでしょうかね。
いざとなれば女性は男性に乱暴されてしまう。
攻撃性があるからこそ、戦争に駆り出されるのは男性でしょうからね。
この攻撃性はホルモンの一種であるテストステロンからきているみたいです。
でも、女性でもテストステロンがあるし、攻撃的でだけで支配するのってなんか腑に落ちませんねぇ。
4.結局
結局、今のところなぜ男女間の格差、ヒエラルキーがどこの世界でも起きていたことは実際のところまだ分かっていないみたいです。
どこにも家族があって、女性はひとりではとても生きていけない子どもを育てる間は食糧の確保を男性に頼るしかない…
そういったことで頼らざるを得ない女性は男性の下につくことになってしまったことも考えられるそうですが…
うーん。どれが答えかはまだはっきりしないそうですね。
いやー面白い!
5.まとめ
いかがでしたか?
今回は男女間の格差、ヒエラルキーについて書かせていただきました。
どうなんでしょ。
なぜ、男女間の格差が存在していたんだろうねぇ。サピエンスってどうしても優劣付けたがる想像を膨らませることが得意だったのかな?
うーむ…サピエンスという”動物”として考えると面白いですね。